ウェルカムボード 2013年8月の作品

最近取り組んでいたウェルカムボード、完成しました。
やっぱり最後は貫徹になっちゃいました(^_^;)




さて、その作品のアップロードの前に、2013年8月に納品したウェルカムボードを紹介せずのままでしたので、そちらから載せたいと思います。
(動画にしようかと思っていたけど、断念(^_^;))



sizeF6(410×318mm)
透明水彩
名前、日付の文字は、プライバシー保護のため、ぼかしています




「Welcome to our...」というメッセージは、後で家に飾るときに、ご自分たちで剥がせるように工夫しました。



こうなります。



額装後はこんな感じ。

ちょっと写真の色が上手く出せませんでした。




この作品は、私達夫婦が結婚式を挙げた式場のスタッフの方が、ご自分たちの結婚式用に注文してくださったものです。
私たちの担当プランナーさんの後輩で、実際に私達の結婚式のときにはほぼ関わりがありませんでしたが、私の絵を気に入って、ポストカードを買ってくださいました。でもそれっきりお会いしたことはありませんでした。



私たちの結婚式のすぐ後、担当プランナーさんも結婚され、ウェルカムボードを注文してくださいました。
その時の記事
(この時は本当に切羽詰りすぎてろくに写真も撮れなかったんですよね(泣))



そんなこともあってか、私の絵をずっと覚えてくださっていて、注文してっくださったそうです。
「本当に新川さんの絵が好きで、描いてもらいたくって、ダメもとでメールさせていただいたんです」ですって!
なんと有難いことでしょう!

メールが届いたときは、嬉しくって飛び上がりました!



お友達、知人からご注文をいただけるのも、もちろん、もちろん! 有難くて、嬉しいのですよ!
ですが、知らない方からっていうのは、「本当に私の絵だけを見て、私の絵を好きだと思ってくださったからこそ、注文してくださったんだな」ということが伝わってきて、本当に嬉しかったのです(*^_^*)



二度のお打合せでは、新郎様もお越しくださって、ゆっくりお話しできました。
新婦様は、明るくしっかり者で、クルクルと表情豊かに話されて、とにかく かわいくてキュート☆
新郎様はとってもシャイで、人見知りなさる様子。でも、すんごくイケメンで、優しくてかわいらしいイメージの方でした。

その時の印象と合わせ、衣装合わせの時のお写真と、デート中のリラックスした表情のお写真をお借りして、参考にさせていただきました。



お花は季節感よりも、色味重視で、淡いピンクや紫が良いとのことでした。
ピンクのガーベラがとにかくお好きだそうで、絶対に入れてほしいとのことでした。
正直、ガーベラは描いたことがなく、しかも気に入られたのは、大輪のガーベラで、花びらぎっしり!で、どうやって表現したらよいのか、苦心しました。


最初はガーベラを朱傘の代わりにする予定だったのですが、私が買って写メしたガーベラがあまりにも立派で、とっても気に入られたため、朱傘は朱傘で持って、ガーベラをしっかり見せるように変更しました。
これまた朱傘を描いたこともなければ、自分たちも使ったことがないので、ちゃんと描けるか不安で不安で。。。



この作品までは、にじみ、ぼかし重視で、あえてリアルに描かないようにしてきたのですが、だんだんマンガっぽくなってきて、陰影なしで描くことに限界を感じていました。
ひまわりの絵の頃から少しずつ陰影を入れるようにはしていたのですが、陰影を入れてリアルになっていくと、メルヘンチックな可愛らしい、ふんわりした感じがなくなるんじゃないかと不安で、なかなか思い切っての移行はできませんでした。



初めて、顔にも少し陰影を入れ、私の中では、花も人物も、大分リアルに変えたつもりです。
メルヘンとリアルの力加減に不安と緊張の連続でしたが、なんとか形になりました。




納品時
「花やばい! ほんっと、かわいいです! 思い描いていたとおりです! それ以上!」
と、嬉しいお言葉の連続で、感無量でした!
とっても言葉使いの美しい式場スタッフの方が「やばい!!」と素で仰ったので、相当やばかったんだろうな(笑)と、とっても嬉しかったです(*^_^*)




納品するまでは、いつも、気に入っていただけるか、喜んでいただけるか、不安でいっぱいで、孤独との闘いです。
結婚式なんて、一生に一度のことだから、本当に本当に責任重大です。
その他の時のプレゼントにしても、大金を払ってくださる訳ですから、とにかく、ものすご〜く責任を感じて、喜んでもらえる絵になるかどうか、一喜一憂の連続です!
だから、描いてる最中は、「もう二度と受けたくない(>_<)!」と思います(笑)



そして、納品時、お客様の喜んでくださる顔を見て、忘れます(笑)



ケント・デリカットさんの奥様は出産時のあまりの苦しみに
「最後の子−−−−−−−−−−−−−−−−!!!!!」
と叫ばれたそうです。
そして、生まれた赤ちゃんを抱いた瞬間一変して
「今度は女の子がいいわね」と仰ったそうです。




中学生の頃、小堺さんのごきげんようで見て大爆笑して印象に残っていたのですが、
最近は、そのエピソードと自分が重なります。




毎回、チャレンジの連続ですが、この作品で、私の中のフォーマットが、ある程度できあがった気がします。
そして、この時の経験が、先日納品した作品にも活きました。




長くなったので、今日はこの辺で。。。




最後までお読みくださり、ありがとうございました。