シャヴァンヌ展

シャヴァンヌ展に行かなかったことが悔やまれてならない(泣)


NHK日曜美術館で観て、会期は知っていたけど、がっかりしたくなくて行かなかった。



番組を観て、とても感銘を受け、人生を変えるかも知れないとまで感じた。
観に行こうとも思ったが、原画を観てがっかりするのがとても恐かった。



本やテレビで見て憧れを抱いて、実際にその画家の絵を観たとき、感動するよりも がっかりした経験の方が多いのだ。
実際、昨年パナソニック汐留ミュージアムで開かれた「モローとルオー展」もがっかりポイントがかなり高かった。




だから、テレビで観た感動が大きかった分、恐さも倍増した。




ずっと テレビで観たシャヴァンヌの絵が 胸の内にありながら過ごし、意図的に忘れようとしていたが、1ヶ月経った頃、再放送があり、それを見た母が わざわざ電話してきて、シャヴァンヌについて話してくれた。
「正式な教育を受けていなかったからこそ、独自の世界観が完成したんだって」
ゴッホピカソにもすごい影響を与えたんだって」
と、母からすると、美大に行かず独学で描いていて、自分に自信を持てない私を励ましたい一心で話してくれたのだと思うが、「聞かされた感」を半端なく感じた。




まさか母の口からシャヴァンヌの話を聞かされるなんて想像もしていなかった私は、誰にも話さず密かに胸に抱いていたシャヴァンヌへの憧れに一気に火が点いてしまった。



やはり、何やら縁を感じずにはいられない。
あんな優れた画家と自分を結びつけるのは畏れ多くも恥ずかしいことだとは分かっている。
けれども忘れられない。




あー、渋谷で観れたのに…私のバカバカバカ!
日本で見られるのは、島根県立美術館にて、6/16まで
旅費高すぎる…(泣)



いつか外国で観られそうな予感もするけど、あてになるのか?私の予感。。。




原画を観られるかどうかは分からないけれど、とにかく感じたのは、静的な美しさ、崇高さ、そして癒し。
私もそんな絵を描きたいと思う。