久々の作品
旦那さんの高校時代の先輩からご注文いただいた作品です。
ご家族の絵を描いて欲しいとのことで、実際にご自宅に伺わせていただき、飾っていただくお部屋の雰囲気や、ご家族の雰囲気を感じとってきました。
打ち合わせの結果「LDKの食卓に合う、ひまわり畑で遊ぶ、明るくて楽しい絵を」ということになりました。
広くって、明るくって、見晴らしの良い素敵なお宅〜*・。*゜・。・o゜・。*
そして、お料理上手な奥様･.｡*･.｡*(〃´∀｀)･.｡*･.｡*ﾎﾟﾜﾜｧﾝ…
とっても素敵なご家族なのですよ。ほんとに。
明るくて、楽しいご夫婦の周りには、お友達もたくさん集まって、笑顔がたえません(^^)
そして息子さんもいたずらっ子で、笑顔がめっちゃかわいいのです･.｡*･.｡*(〃´∀｀)･.｡*･.｡*ﾎﾟﾜﾜｧﾝ…
こんな魅力的なご家族を、どういう風に描けば、よりそのように表現できるのか、まぁ、悩んだ悩んだ(笑)
パッと頭の中にイメージは湧いても、実際に描いてみると全然そのように表現できない・・・
嘘を描きたくないので、ひまわりも、買って眺めて、図鑑も読みまくって（小学生向けがとても良い(笑)）、にらめっこして、ブランコを吊り下げても、ひまわりの構造を邪魔しないように、描いては消し、描いては消し、描いては消し・・・
葉っぱが茎から出る角度は規則的に決まっていて、茎（枝）の生え方も規則があるのです。植物がよりよく成長するためにDNAに組み込まれているのですね。「よくできているな〜〜〜！」と感心感心。
そういう、ひまわり本来の規則を、適当に描く側の都合で変えないように、ブランコや人がいても、葉っぱの生え方、茎の生え方の邪魔にならないよう、できる限り工夫しました。もちろん、ひまわりの花の角度もあるので、そこも一苦労。
本当の、ひまわり畑で遊んでいるように描きたかったのです。
なので、「絵として成り立つように」ということと、「きちんと本当を描くこと」の兼ね合いが、めっちゃ難しかったです(>_<)！！
でも、本当にやりがいはありました(^^)ﾊｲ
人物デッサンも、何度も何度も何度も修正・・・
自分の画力の無さに、情けなくなりながらも、これも練習と、描いて描いて描いて・・・
昔よりは、絵を見る目はついたのだと思います。でも、画力がついていっていないのです。
自分のデッサンを見て「なんかおかしい」とは分かるものの、どのように描けば良いのか分からないので、
何度も何度も描きなおし、1体につき、すごい時間を費やしました。
今回は、「嘘をつきたくない（いいかげんなことを描いて良しとしたくない）」「妥協したくない」
という気持ちがすごく強く、下描きの時点で、かなりの時間を費やしました。
着彩も、今までとは変えました。
二次元的な塗り方だけでは、漫画っぽくなってしまって、限界を感じていたので、陰影を入れることにしました。
でも、全てにそうすると、こってりバッチリ、鬱陶しくなりそうなので、抜く所は抜いて。。。
いや〜〜〜、吉と出るか凶と出るか、ず〜っと、ドッキドキの連続でしたわ A´ε｀；)ﾟ･ﾟ
そうそう、工夫点で最も重要ポイントといえば、ご家族の雰囲気の表現ですよね。
印象的には「明るい」「快活」「楽しい」です。
ご夫婦そろって、スポーツマンで、楽しいこと大好き！
そしてご主人の趣味はカメラ。これがすっごい素敵な写真なんですよ！
いつもカメラを構えて、息子さん、奥様、奥様のお料理の写真や、風景の写真など、撮られています。
そういうことで、ボクとママが楽しく遊んでいる姿を、パパが写しているっていう絵にしました(^^)
因みに、更なるこだわりポイントは、「けっこう豪快にブランコを押すママ」「それをキャーキャー言いながら喜ぶボクちゃん」です(笑)
そんな訳で、私なりに、かなり創意工夫を凝らし、こだわって描いたつもりだったのですが、引き渡しまで、そわそわ、ドキドキが止まりませんでした。
見る側にとってはどうか分かりませんが、私の中では、今までと変えたところがいろいろとあったので、今までの絵を見て、私の絵がいいなと思って注文して頂いた訳ですし、本当に喜んでいただけるかどうか、ずっと不安でした。
けれども、お引渡しの日、箱を開けて絵をご覧になり、すごく喜んでくださったので、ホッとしたのと同時に、本当に、本当に、本当に嬉しかったです（涙）本当に、感動しました*・。*゜・
注文を頂いて描くというのは、すごく難しい作業です。「私自身がどう描きたいか」よりも、お客様が喜んでくださることが一番大切だからです。
常に、どうすれば喜んでいただけるかなと、考えながら描きます。
正直なところ、弱音も吐きそうになりました。
けれども、その先にある喜びは、何物にも代えられません。
今回のお仕事も、本当に大きな喜びをいただきました。・o゜・。*゜・
ご注文をくださったNさんご一家、そして、支えてくださった周りの方に感謝致します。・o゜・。*゜・
